犬 とサプリメント
【そもそも犬のサプリメントって?】
今や人間だけでなく、ペット用のサプリメントもたくさん販売されていますね。しかし、ここでまず注意したいのが、サプリは医薬品ではないということ。あくまで食生活を「補うもの」であり「食品」です。
医薬品は「病気を治すもの」ですが、サプリメントは「栄養補助食品」。
自然治癒力を高めることはできても、必ず治るものではありません。
効果がみられないからといってやめたり、すぐに違うサプリに変えたりせずに、しばらく使い続けて様子をみましょう。
愛犬の体質や症状もそれぞれです。
少しでも不安や疑問を感じたら動物病院に行き専門家の意見を仰ぐことが大事です。
ちなみに、我が家の愛犬も小型犬に良くみられるように足の膝関節が弱いので獣医さんから勧められたこのプロモーション420小型犬用という関節用のサプリメントを1日1回あげています。お肉の味なので、喜んで食べてくれます。
サプリメントの落とし穴
サプリメントなどで特定の栄養素のものを継続して与えていると
肝臓や腎臓に負担がかかり、逆に病気になってしまう、なんてことも。
例えば、カルシウム。
は特に膝の関節が弱い犬が多いです。
以前、獣医師さんにうかがったお話だと、
人間が人為的に小型化を繰り返して作られた犬は関節の弱いワンちゃんが多いんだとか。
こうした関節の弱い犬の飼い主は、サプリを勧められた経験がある方も多いと思います。
獣医師からの処方で飲み方や量を守って与える場合ならば良いのですが、
問題は自己判断で与えた場合。
カルシウムの過剰摂取が一番の問題です。
カルシウムは、リンとの比率が1.1~1.2:1で摂取することが理想的です。
カルシウムとリンの比率のバランスがいい骨ごとの魚や肉については
よはど与えすぎないかぎり大丈夫ですが、
サプリメントでカルシウムだけを与えるのは望ましくありません。
(中略)
サプリメントでカルシウムだけを与えすぎると、この微妙なバランスをくずし
肥大挫骨異栄養症(HOD)、股関節形成不全、脊髄の圧迫や神経障害が生じる
ウオブラー症候群の要因となります。
いったん生じた骨の疾患は、たとえカルシウムの摂取をやめても元に戻りません。
また、膀胱結石の要因ともなります。
飼い主はカルシウムを与えすぎないように注意しましょう。
長期にわたってビタミンAそのものを過剰に与えた場合、犬が脚の痛み、はれ、肝
引き起こすことがあります。
ビタミンAの与えすぎにも注意が必要です。参照:サプリメントは上手に使いましょう http://www.love-wan.net/53.html
サプリメントに関するまとめ
サプリメントは正しく使えば愛犬の健康に貢献しますが与え方を誤ると様々な疾病を招いてしまうことになります。
犬の体調・症状を考慮し、愛犬にとって何が必要なのかを考えた上で
サプリメントの成分をよくチェックしてから実際に与えてみましょう。
上記に当てはまる場合は、獣医師に相談してみてはどうでしょうか。
またサプリを与える前に生活環境や食事内容(食生活)を一度見直すことも大事です。
例えば、足の弱い愛犬はフローリングだと滑ってしまうことが多いですよね。
カーペットなどをひいて防止することも可能ですが、それでもフローリングの部分が残ってしまうもの。
そんな時は、犬のフローリングでの滑りを防止するワックスをかけてあげましょう。
ワックスが乾いた後は、ペットがなめても安心ですよ。
犬は言葉を話せません。犬の健やかな生活のためにも飼い主が守ってあげましょう。
参考にさせていただいたサイト
■犬用サプリメントの選び方
http://allabout.co.jp/gm/gc/31859/
■犬のサプリメントって?
http://www7b.biglobe.ne.jp/~bistro-peach/sapuri.html